4球団でプレーした選手も! “歴代外国人打者”の在籍年数(パ・リーグ編)【プロ野球記録ノート】

週刊ベースボールONLINE

  • ニュース

2022.3.16(水) 11:02


ロッテなど4球団でプレーしたホセ・フェルナンデス

 楽天が加入した2005年からの外国人打者の在籍年数を調べてみた(今季も含む。育成選手のみの在籍者は除き、年数は支配下登録のみ。2005年に在籍した外国人は、それ以前もカウント)。今回はパ・リーグ編。

●パ・リーグ
  オ ロ 楽 ソ 日 西
1年 17 10 26 12 13  7
2年 8 11  6  6  3  8
3年 5  2  2  2  2  0
4年 3  2  2  2  3  1
5年 0  0  0  1  0  0
6年 0  1  1  1  1  0
7年 0  0  0  0  0  1
8年 0  0  0  0  0  1
合計 33 26 37 24 22 18

オリックス・バファローズ



ラロッカは2007年から2010年までの4年間、オリックスでプレーした

 昨年25年ぶりにリーグ優勝を果たしたオリックス。ただ外国人野手4人はモヤの106試合が最高。2年目のジョーンズは代打として活躍。楽天から再入団したロメロは途中退団し、終盤にラベロが加入した。規定打席には誰も到達しなかったが、オリックスの外国人で規定打席に到達したのは2018年のロメロ(打率.237=26位、25本塁打)が最後。それどころか2015年以降でもロメロ1人と近年あまり外国人野手には恵まれていない。

 もっとも在籍が長いのはラロッカ(2007~2010年)とバルディリス(2010~2013年)の4年だが、ラロッカはヤクルト、バルディリスは阪神からの移籍組。3年在籍したのは6人いるのだがローズ、カブレラ、モヤが移籍組だった。2012年に獲得した李大浩は1年目に打点王、2年目も打率.303と活躍したがソフトバンクに移籍。人数も33人とリーグでは楽天に次ぐ多さだ。

千葉ロッテマリーンズ



デスパイネは3年間ロッテで活躍もソフトバンクへ移籍

 ロッテはオリックスとは対照的だ。3年以上は5人いて、2005年入団のベニーは規定打席に達したのは2年だけだったが、中距離ヒッターとして2009年まで5年間在籍した。ベニーの1年前に入団したフランコも2年目の2005年は21本塁打、78打点、打率.300をマークし日本一に貢献し2006年まで在籍。2014年に途中入団したデスパイネも3年目の2016年にチームトップの24本塁打、92打点をマークしたが、オフにソフトバンクに移籍している。

 今年4年目となるレアードとマーティンもチームに欠かせない戦力となっている。日本人選手のスラッガーが少ないチームだけに、外国人に頼らざるを得ない現状の中、その活躍は目立ったものがある。

東北楽天ゴールデンイーグルス



現在は巨人に在籍のウィーラーはもともと楽天所属だった

 2005年に産声を上げた楽天は12球団でもっとも多い37人が在籍している。1年で帰国した外国人野手も26人でこれも12球団トップ。そんな中2015年に入団したウィーラーは1年目から4年連続チームトップの打点と活躍。しかし2020年ブラッシュとロメロがいた関係で二軍スタート。活躍の場を求めて巨人に移籍し今年で3年目。楽天にとっては裏目のトレードだったかもしれない。

 チーム2年目にはフェルナンデスが西武から入団。3年間で2度3割をマークするなど活躍。また同じく2006年に日本に再来日(2003年にショートという登録名でロッテに在籍)したリックを獲得。同点から3年連続3割をマークし2008年には首位打者を獲得。創生期のチームを支えた。また日本一となった2013年は新外国人のマギーとジョーンズが欠かせない存在だった。

福岡ソフトバンクホークス



グラシアルは今季、ソフトバンク在籍5年目となる

 ソフトバンクは今季6年目のデスパイネと5年目のグラシアルのキューバ勢の在籍が長い。デスパイネはロッテから移籍した2017年に35本塁打、103打点で二冠を獲得。3年連続で規定打席に到達したが、新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたり、ケガなどもあったりここ2年間は出場減。グラシアルも2年間出場数が減っているが2019年には28本塁打、規定打席未満だが打率.319をマークした。2人ともに今季が正念場となる。2003年に入団したズレータはダイエーからソフトバンクとなった2005年に43本塁打をマーク。これは2005年以降、パ・リーグ外国人の最多本塁打になっている。

北海道日本ハムファイターズ



来日1年目の2000年に30本塁打を放ったオバンドーは6年在籍

 日本ハムでもっとも在籍が長かったのは1999年入団のオバンドーで6年。長距離砲だったが2005年は24試合の出場に終わった。2004年入団のセギノールは初年度に44本塁打でタイトルを獲得。2005年も31本塁打をマークし4年間で通算122本塁打を放った。2015年に入団したレアードも4年間在籍したが、1年目から3年連続30本塁打以上。日本一となった2016年は39本塁打でタイトルを獲得、4年間で通算131本塁打を放っている。

 今年4年目となるのが王柏融。アベレージヒッターだが、3年連続規定打席未満で2019年の打率.255が最高。チームは3年連続5位と低迷しているが、その間の外国人の2ケタ本塁打は皆無。今季はBIG BOSSの下、新外国人(ヌエニス、アルカンタラ)の活躍も求められる。

埼玉西武ライオンズ



2014年から昨季途中で退団するまで8年、西武でプレーしたエルネスト・メヒア

 42年ぶりに最下位に転落した西武。昨年、新型コロナウイルスの影響でメヒアが途中退団したが2014年から8年間とチーム史上最長の在籍だった。メヒアは2014年に途中入団して34本塁打でいきなり本塁打王を獲得。途中入団でのタイトルは史上初だった。自己最多は2016年の35本塁打で、このときは103打点と初めての100打点超え。2018年以降は代打での出場も多かったが、チャンスに強い打者だった。

 2001年に入団したカブレラは翌2002年に55本塁打のシーズン日本タイ(当時)を記録。翌年も50本塁打をマーク。2005年以降も36、31、27本塁打を放ちチームの中核を担い、在籍7年で通算273本塁打をマークした。この2人は長かったが、次は4年のフェルナンデス。2004年に入団し2006年は楽天に移籍したが、2010年から2年間再び西武でプレーしている。

4球団でプレーした外国人選手は?


 パ・リーグでは4球団でプレーした選手もいる(2005年以前も含む)。

フェルナンデス 
 ロッテ 2003年
 西武 2004~2005年
 楽天 2006~2008年
 オリックス 2009年
 西武 2010途~2011年
 楽天 2012年
 オリックス 2013年途

オーティズ
 オリックス 2003~2004年
 ロッテ 2007年途~2008年
 ソフトバンク 2009年途~2011年
 西武 2012年途~2013年途

ペーニャ
 ソフトバンク 2012~2013年
 オリックス 2014年
 楽天 2015年
 ロッテ 2017年途

 と3人で、セ・リーグはラミレスの3球団が最高。

 3球団もカブレラ(西武、オリックス、ソフトバンク)、セギノール(オリックス、日本ハム、楽天)と2人いて、複数球団に在籍するのも近年のパ・リーグの特徴的なことでもある。

文=永山智浩 写真=BBM

記事提供:

週刊ベースボールONLINE