オリックス連覇は山本由伸の躍動が不可欠!「パ6球団」優勝への「最大のキーマン」はこの選手だ!

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2022.3.22(火) 11:01

オープン戦も終わり、いよいよ今週金曜からペナントレースが開幕する。頂点を目指して143試合、熱戦を繰り広げていくが、果たしてどの選手がカギとなるのか。パ・リーグ6球団の優勝への「最大のキーマン」を探っていく。

オリックス・バファローズ



オリックス・山本由伸

 昨季の沢村賞右腕の快投は欠かせない。シーズン15連勝を含む18勝5敗の圧倒的な成績を残してタイトルを総なめした山本由伸が、今季に掲げるのは「昨年の自分超え」だ。昨季の開幕直後は黒星がかさみ、5月下旬は3勝5敗と黒星が先行。それだけに、今季は“開幕ダッシュ”も期す。負けないエースの存在は、何よりチームの力になる。登板日には「由伸に負けをつけさせるわけにはいかない」とナインは口々に語るだけに、右腕の存在こそが大きな戦力。リーグ連覇、そして昨季逃した日本一には背番号18の躍動が不可欠だ。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・レアード

 打線の浮沈を握るのがこの助っ人だ。一昨年は腰痛で離脱して途中帰国したブランドン・レアード。打線の破壊力を欠いたが、昨季は開幕を万全の状態で迎えると、チームトップの29本塁打と快音を響かせた。今季も2月21日に来日して、3月8日の日本ハムとのオープン戦(鎌ケ谷)からの合流も、10試合で3本塁打と早くもエンジン全開。安田尚憲、山口航輝の“YYコンビ”という若き次代の大砲が成長する間は、マーテインとの助っ人コンビの奮起は欠かせない。助っ人砲の長打力が、足を絡めた攻撃はチームの大きな武器をさらに引き立たせる。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・島内宏明

 やはり四番打者であり、昨季の打点王でもあるこの男のバットがカギを握ることは間違いない。3月16日に行われたオリックスとのオープン戦(静岡)では適時打と犠飛で2打点をマークした島内宏明。チャンスでの勝負強さをあらためて見せつけた。それでも本人は「練習ですごい打球を打っていた」という新助っ人のクリス・ギッテンスの名前を挙げ、四番の座を譲ることも示唆。「好きな打順は九番」と言って周囲を笑わせた。本人の思惑とは裏腹に、打線の中心には今季も島内がいるはずだ。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・甲斐拓也

『攻める野球』をテーマに掲げる藤本博史監督の下、大砲候補・リチャードや、新助っ人のT.チャトウッドとF.ガルビスなど台頭を期待する選手も多いが、攻守に力を発揮してくれれば頼もしいことこの上ない存在なのが甲斐拓也だ。昨季は全143試合でマスクをかぶった正捕手。キャリアハイとなる2ケタ12本塁打を放った一方で、打率は.227、三振はリーグワーストの142を記録した。打撃力向上へ、春季キャンプでは城島健司会長付き特別アドバイザーの徹底指導を受けて打撃フォームを改造。しっかりとらえられるようになれば、下位打線からも好機演出、チャンスでは着実に1点をもぎ取ることができる。また、リード面でもさらなる成長が求められる。海野隆司をはじめとした第2捕手候補は、まだまだ成長途中。昨季のような僅差勝負の取りこぼしを防ぐためには、バッテリーできっちりとピンチの芽をつまなければならない。背番号19が1点を奪い、1点を守り切る。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・近藤健介

 若手の台頭もあるが、優勝への最大のキーマンはチームの大黒柱・近藤健介だろう。球界屈指の卓越した打撃センスで安打を量産し、2019、20年と2年連続最高出塁率のタイトルを獲得した実績はズバ抜けた存在だ。「横一線の勝負」とはいえ近藤だけは別格。昨年務めた四番では初の2ケタ本塁打を放ち、抜群の選球眼でどんな打順も打てる。経験値の少ない若手が多い中で、勝敗を決する場面での判断力などチームリーダーとして果たす役割も大きい。清宮幸太郎や水野達稀に打撃面の助言をするなど、精神的支柱となっている。3月16日の西武戦(ベルーナ)で途中交代した左ヒザの違和感は気になるが、シーズン通しての近藤の活躍は、巻き返しへの最大のポイントだ。

埼玉西武ライオンズ



西武・隅田知一郎

 昨季まで4年連続チーム防御率がリーグ最下位に終わっていた西武。だが、ルーキーの存在が汚名返上への大きな力になりそうだ。ドラフト1、2位左腕の隅田知一郎と佐藤隼輔。ともに開幕先発ローテーションに入る予定だ。隅田はオープン戦で3試合に先発し、15回を4失点で防御率1.80。直球、変化球ともにレベルが高く、状態が悪くてもゲームメークするピッチングができる。2ケタ勝利も期待でき、新人王最有力候補だ。佐藤は当初、リリーフで起用されることが見込まれていたが、今井達也が内転筋の張りで21日のヤクルトとのオープン戦(ベルーナ)の先発を回避。代わりに佐藤が先発して、5回を1安打無失点に抑えた。開幕先発ローテに入った2人の新人左腕がシーズンでも真価を発揮すれば、チームは一気に浮上する。

写真=BBM

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