楽天・西川遥輝、西武・森友哉、日本ハム・宇佐見真吾…パ・リーグ6球団「交流戦キーマン」は?

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2022.5.23(月) 11:01

5月24日から交流戦がスタートする。過去16回の通算成績はパ・リーグが1146勝1015敗71分けと大きく勝ち越しているが、昨年はセ・リーグが49勝48敗11分で2009年以来12年ぶり2度目の交流戦勝ち越し。両リーグの実力は拮抗している。交流戦の戦い方はペナントレースの行方も大きく左右するが、果たしてパ・リーグ6球団の「交流戦キーマン」は?
※記録は5月22日現在

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・西川遥輝

 一時期の好調ぶりからは下降気味だが、交流戦のキーマンの挙げるならばこの男だろう。今季から楽天に加入した新一番打者・西川遥輝だ。ここまで34個の四球を選び、出塁率.392とともにチームトップの数字。加えて得点圏打率.351もトップで、ポイントゲッターの役割も演じている。チームは打線が湿り始めていから勝ちが遠のき始めた。5月22日のオリックス戦(楽天生命パーク)では二番に入ったが、交流戦で再び勢いを取り戻すためには、この斬り込み役の働きが欠かせない。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・三森大貴

 過去8度の優勝と交流戦を席巻してきながら、昨季、5勝9敗4分けとまさかの大崩れ。離脱に泣かされて僅差勝負をものにできなかっただけに、今季に向けては投打でカギとなる選手は多い。中でも一人を挙げるなら、初回の攻撃で勢いを持ってくる打撃に期待したい一番打者の三森大貴だろう。今季、不動のリードオフマンにハマりつつある背番号68は、開幕からいい形で投球をとらえてきた。「積極的に自分のスイング」を心掛け、なかなか調子の上がらない中軸に代わって攻撃陣をけん引。一時、下半身の張りで欠場していたときは、チームも同時に調子を落とした。普段対戦しない相手に、バッテリーは立ち上がり慎重に入ってくるはずだ。そこで、先頭の三森が快音を響かせ、または粘って出塁をもぎ取れば、主導権を握れる可能性は高い。軍師(※三森の愛称)らしい技ありのバッティングで、チームを押し上げていく。

オリックス・バファローズ



オリックス・中川圭太

 打線低迷の救世主となっているのが中川圭太だ。吉田正尚が新型コロナの陽性反応を受けて離脱し、復帰直後に左太ものの軽度の筋損傷で再離脱。杉本裕太郎も復調気味とはいえ、昨季の働きができない中で、5月20日からの首位・楽天との3連戦(楽天生命パーク)から四番に座る。同3連戦では計5安打4打点と奮闘。22日は2本の適時打で3打点を挙げ、7回には無死一塁から連続犠打で二死三塁として中川圭に回すなど、ベンチからの期待も絶大だ。新人年の2019年には首位打者に輝いた交流戦でも、快音を響かせて上位追走へ。交流戦から勢いづき、リーグ優勝を果たした昨季と同じ流れを背番号67がつくり出したい。

埼玉西武ライオンズ



西武・森友哉

 得点力低下に苦しんでいるチームにとって大きな力となるだろう。右人さし指骨折で4月3日に登録抹消された森友哉が交流戦からの復帰が濃厚だ。フルスイングが武器の“打てる捕手”は唯一無二の存在。昨季も交流戦で12球団2位の打率.393をマークして3本塁打、6打点。さらに長打率.714、出塁率.493をたたき出してOPSは驚異の1.207を数えた。本塁打、打点でリーグトップを走る山川穂高とともにクリーンアップを組めば得点力は増す。捕手としてもこれまでの経験を生かして投手をリードし、セ・リーグの打者を抑え込んでくれるはずだ。大黒柱を担う背番号10が交流戦でチームを上昇気流に乗せていく。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・L.マーティン

 この男の奮起は欠かせない。開幕から低調だったL.マーティンのバットから、徐々に快音が聞かれ始めている。5月18日の楽天戦(ZOZOマリン)ではサヨナラ本塁打、同21日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では8回に勝ち越し2ランを放って勝利を手繰り寄せた。一番・高部瑛斗、二番・中村奨吾がコンスタントに結果を残しているだけに、三番に座る助っ人が奮起すれば得点力は自ずと上がる。セ・リーグ本拠地の交流戦ではDH制がないだけに、レアードの起用法も悩むところだが、右翼守備では強肩を見せるマーティンは、連日スタメンに名を連ねるはず。セの投手相手に本領を発揮すれば、チームも上昇気流を描くだろう。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・宇佐見真吾

 昨季の交流戦は4カードで負け越して10位に終わったが、投手陣は12球団2位の防御率3.42と健闘した。中でも3戦3勝、防御率0.90で新人史上初の防御率、勝利数の投手2冠に輝いた伊藤大海、2勝を挙げた上沢直之の先発が安定していた。調子も上向いてきた投手陣をリードするのは、今季27試合にスタメンマスクをかぶる宇佐見真吾だ。2019年途中まで巨人に在籍しセ・リーグの野球も熟知している正捕手が、交流戦のカギを握るキーマンとなるだろう。BIGBOSSから「ボンズ打法」を学び、強打の捕手としてバットでもアピール中。攻守に存在感を見せ、チームの後半戦巻き返しへ弾みをつけたい。

写真=BBM

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