ロッテ・西野勇士 復活した右腕が後輩を勇気づける「痛みなく腕を振れている」/中継ぎ投手の戦い

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2022.6.4(土) 12:01


ロッテ・西野勇士

 先発としても、クローザーとしても実績十分な西野勇士が今季はセットアッパーを務めている。昨季、ブルペン陣を支えた唐川侑己、国吉佑樹、佐々木千隼らが出遅れたこともあり、開幕直後から新外国人・ゲレーロとともに守護神・益田直也につなぐ8回を任されることが多い。

「手術明けで(昨年までの)実戦の数が多いわけではない中で、いいところで投げさせてもらっている」

 開幕先発ローテーション入りが内定していた2020年の開幕直前に右ヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受けると、そこから2年連続公式戦登板なし。それでも地道なリハビリを前向きに取り組んできたことが、しっかりと実を結んだ。

 4月12日のソフトバンク戦(長崎)では0対0の8回を3人斬りで0点に抑えると、打線が直後の9回に一挙3点を奪い、2019年9月7日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム、現PayPayドーム)以来となる948日ぶりの勝利を挙げた。

 当初は先発での復帰を目指していたが、これまであらゆる役割をこなしてきた経験がチームを救っている。井口資仁監督も「今季はリリーフで行ってもらう」と一年間、ブルペンを支えてもらう方針だ。

 直球の球速も150キロを超えている。

「手術する前より良くなっていると思う。とにかく、痛みなく腕を振れている」

 交流戦が入る前の段階で、16試合に登板し1勝7ホールド、防御率2.25は期待どおりと言えるだろう。

 二軍では将来のエース候補と期待される種市篤暉もトミー・ジョン手術からの復活を目指している。一軍で西野が躍動する姿は、そんな後輩も勇気づけている。

写真=BBM

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