清宮幸太郎、森友哉、吉田正尚、柳田悠岐…上位進出へ! パ・リーグ「ペナント再開後のキーマン」は?

週刊ベースボールONLINE

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2022.6.14(火) 11:01

ヤクルトの優勝で幕を閉じた交流戦。他リーグとの戦いで勢いがついたチーム、波に乗れなかったチームとそれぞれだが、6月17日からリスタートするペナントレースで上昇気流に乗るには誰がカギとなるのか。パ・リーグ6球団のペナント再開後の「キーマン」を探っていく。
※記録は6月13日現在

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・清宮幸太郎

 交流戦は8勝10敗に終わったが、3点差以内の敗戦が8試合と僅差の展開が多く、流れ次第では勝ち負けの数はひっくり返った可能性もある。交流戦のチーム打率は12球団中4位と健闘した打線で、松本剛に続くチーム2位の高打率をマークしたのが清宮幸太郎だ。主にクリーンアップを任され全18試合に出場して62打数20安打の打率.323。3本塁打を放ち、二塁打8本はトップタイ。5月28日の巨人戦(札幌ドーム)では、清宮らしい美しい放物線で豪快な2発を右翼スタンドにたたき込んだ。課題とされていた確実性アップは交流戦での大きな収穫。中軸に座る清宮が、この調子をシーズン通して持続できれば、チームの勝率は確実に上がっていく。

埼玉西武ライオンズ



西武・森友哉

「理想的な試合だった」と辻発彦監督は笑顔を見せた。6月12日の広島戦(ベルーナ)、打っては12安打を放ち11得点、投げては3投手の完封リレー。投打がかみ合い、11対0と大勝した。序盤戦、投手陣は12球団No.1の防御率2.51を誇るなど奮闘してきたが、打撃陣は苦しんだ。四番・山川穂高以外の打者が振るわず“山川個人軍”と化していたが、交流戦最終戦でブライアン・オグレディが2本塁打、外崎修汰も一発を放つなど、打線が活発になったことは大きい。ただ、先発マスクは古賀悠斗だった。本来なら攻守で中心とならなければいけない森友哉は打率.169と低空飛行。現在は借金2の3位だが、森が強打を発揮して山川の前か、後ろの打順で真価を発揮しなければチームの勢いは続かない。

オリックス・バファローズ



オリックス・吉田正尚

 8勝10敗で負け越しに終わった交流戦だが、杉本裕太郎が12球団トップの交流戦打率.391を記録するなど打線は徐々に復調。あとは効果的に得点に結びつけるだけだが、そんな中で欠かせぬ存在なのが吉田正尚だ。5月9日に新型コロナの陽性反応を受けて離脱し、復帰した5月17日の試合前練習で左太ももの軽度の筋損傷で再離脱を余儀なくされ、いまだスタメン復帰は果たしていない。6月11日の阪神戦(京セラドーム)の延長11回には代打で登場して左前打とバットコントロールは健在。スタメン復帰でチームを勢いづけたい。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・小島和哉

 左腕エースの期待が大きい小島和哉が白星を量産したい。開幕から登板日の悪天候が続くなど、調整の難しさもありながら粘投するも勝ちに恵まれず。今季10度目の先発登板となった6月10日のDeNA戦(ZOZOマリン)で6回1失点と好投し、ようやく今季初勝利を手にし、「長かったです。うれしいというか、ホッとしているほうが強いです」と安堵。ただ、求められるのは当然、“勝ち続けること”だ。同日の勝利でチームも今季初の5連勝。順位も4位タイに浮上した(現在は5位)。石川歩、美馬学、エンニー・ロメロらベテランや助っ人に頼ってばかりはいられない。佐々木朗希も1シーズンを通して先発ローテーションで回るのは初のこととあって、チーム浮上には背番号14の奮闘は必要不可欠。打線も活発になりつつあるだけに、小島が勝ち星を増やして反攻に出る。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・柳田悠岐

 交流戦最終カードのヤクルト戦(PayPayドーム)で3連敗を喫し、9勝9敗と勝ちを積み重ねることができなかった。交流戦チーム打率12球団トップの.267、同防御率は12球団3位の2.52ながら、どこかちぐはぐさがぬぐえず。やはり勝負どころで“決めきれなかった”印象が強い。その要因の一つとも言えるのが、主砲・柳田悠岐の不振だ。5月に入り交流戦前まで月間打率.290と調子を上げてきた感じもあった柳田。しかし、交流戦が始まると、なかなかボールをとらえることができず。交流戦は打率.226、本塁打は1本も出ずに終わった。柳田の一打には、チームの、球場の雰囲気を変える力がある。それだけに、チームが再び首位奪還、快走していくためには必要不可欠。リーグ戦再開とともに本来のスイングを取り戻して、巻き返しの爆発力を見せるしかない。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・浅村栄斗

 浅村栄斗のバットがチームの命運を握っている。5月上旬に球団新記録となる11連勝をマークした楽天だったが、直後の4連敗中に浅村はノーヒット。序盤戦では打率3割をキープする時期もあったが、その後は2割5分を切るほどの不振に陥った。チームの調子と浅村のバットはリンクしており、今後、上位争いを演じる上で大きなカギとなりそう。4月30日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)、6月8日の広島戦(同)と、今季は2度、サヨナラ打を放っている。その勝負強さでパの覇権争いを勝ち抜きたいところだ。

写真=BBM

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